2021-02-10 第204回国会 衆議院 予算委員会 第8号
我々、昨年三月から半年間、当時共同会派でありましたが、安倍農政検証ワーキングチーム、今はもう安倍政権じゃないので自民党農政と言ってもいいかもしれません、その検証ワーキングチームで議論し、報告書を作り、そのサブタイトルは新たな農政思想への転換というものでございました。不肖私が座長を務めておりましたけれども。
我々、昨年三月から半年間、当時共同会派でありましたが、安倍農政検証ワーキングチーム、今はもう安倍政権じゃないので自民党農政と言ってもいいかもしれません、その検証ワーキングチームで議論し、報告書を作り、そのサブタイトルは新たな農政思想への転換というものでございました。不肖私が座長を務めておりましたけれども。
野党の会派で、実は、この九月、安倍農政検証ワーキングチームというものの報告書をまとめましたので、また大臣にお届けしたいと思いますけれども、農政思想というものは転換しなきゃいけないだろうというふうに思うわけであります。 折しも二〇一五年には農協法が改正されて、農協というのは農業所得を増大させることがメーンの機能なんだというような方向性にかじが切られました。
これが柳田国男の美しい農政思想だったということでございます。 いろいろ言いたいことはあるんですけれども、これは日本の農政の構図です。 小麦を例に取りますと、国内生産は国内消費の一四%しかありません。その一四%のために、国産の小麦のために高い価格を課している。その高い価格で農業を保護するために、輸入麦についても関税によって高い価格を維持している。
ただし、先ほど申し上げましたように、当時はやはり柳田国男以降の農政思想が生きていまして、農地改革の後は農業改革をやるんだと、これから構造改革に移るんだというふうなことを考えてきたわけです。したがって、実は当時の農林省は、農地法の制定には極めて抵抗したわけです。
最後に農政思想が本当に具体化したのが、一九六一年に、シュンペーターのお弟子さんの東畑精一という東大の教授と、我が先輩の小倉武一、政府の税調会長を十六年もやった、この人たちが、二人がつくった農業基本法だったということでございます。 ただ、農業基本法の考え方、構造改革をやって、規模を拡大して、農家の所得を上げるんだということは、農家の戸数を減らすということなんですね。
○足鹿覺君 そこで、いま一つ冒頭にお尋ねをしておきたいのですが、最近農政思想の転換ということばが使われだしておるのです。つまり、いま私が指摘したこと、大臣が明快に御答弁になりましたものの、四十六年に農林省が農業の新しい役割りという文書を公表いたしております。最近経済企画庁は緑の空間計画の提唱と称して、研究会報告の形式でこれを発表いたしております。
この基本はもちろん農業基本法に基づきましての総合農政思想でございます。具体的にこれを実践する方向としてはあれに十項目くらい項目が出ておりますが、具体的にこれをこなしていく場合には、一つには省内におきましては総合農政推進のための農政推進会議というものをつくって推進をしよう、具体策を練るというのが一つ。それからいま一つは予算でございます。